PCA(Person-Centered Approach)の考え方を、スーパービジョンやカンファレンス(事例検討)に援用して開発されたPCAGIP法は、事例提供者の資料を多様な視点から理解し、参加者が共有することにより、事例の理解を広げる点が特徴とされています。
今回検討したケースは、需給調整機関領域(1件)、教育領域(1件)における2件の事例です。
事例研究を通して、新たな視点、感じ方、やり方に気づき、カウンセラーとしての自分自身の体験をより豊かにすることができました。
1.日時
2015年12月20日(日)13:30~16:30
2.場所
I-site なんば S4 会議室
3.出席
10名
4.参加者の感想
- 是非、継続して実施して頂きたいし、引き続き事例の相談もしたい。ケースの見立て、課題解決にも役立つし、自分の技量向上にもなる、とてもとてもありがたい企画だった。
- 事例提供者の悩みと、クライエントの悩みを分けて整理することの難しさを痛感した。
- 質問の難しさ、多面視点での情報の洗い出し、CL を取り巻く全体像の把握の重要性を感じ、PCAGIP 法は効果的だと感じた。
- 「これだけ参加者が時間を割いてくれたのだから、また頑張ろう」と思えた。また、これはクライエントにもそう思って頂けるくらい頑張りたいと思えた。
- 今後もこのような場を設けて学びたいと思った。
- 参加者の質問に対して、もし私が同じ質問をされたらどのように感じるだろうというようなことも感じ取ることができた。あたかも、自分も事例提供者の気持ちを味わえる感覚が面白かった。
- CLの立場を考え寄り添うことの重要性が再認識できた。また、自分の思い込みのクセが再発見できた。
- ひとりの考えには限界があり、多様な人からの考え、意見が聞けて勉強になった。